脊椎椎体骨折
(圧迫骨折)
入院でのリハビリテーション
治療を
年齢を重ねると、骨がもろくなってきて、脊椎(いわゆる背骨)が骨折することがあります。多くの場合、転倒により生じるのですが、ドスンと座ってしまう、場合によってはせきやくしゃみなどの些細な動作で骨折される方もおられます。痛みが強いとトイレにも行けなくなり、日常生活動作は大いに制限されます。安静にしていると、全身性の筋力低下を起こして身体能力が著明に低下してしまいます。
一方、無理に活動すると骨折した椎体が変形して、これによる痛みが生じたり、変形した椎体が神経を圧迫して麻痺などの神経症状をきたすことがあるので注意を要します。
当院では、新鮮な椎体骨折の場合、状態によって、入院でのリハビリテーション治療を施行しております。徐々に活動量を増やすことで、無理なく身体能力が回復するように治療を進めています。